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2010年1月 6日 (水)

おすすめの新作映画「ユキとニナ」 

子どもの目線を大切にした
小さいけれど、深い映画「ユキとニナ」をご紹介します。

(★追記 2010.6.5発売の夏号に、諏訪敦彦監督の「お父さんインタビュー」を掲載。秋にDVD発売の予定です)。

「『かぞくのじかん』の読者にぴったりの映画、ぜひ見てください!」と配給宣伝のOさんのご推薦で、試写をさっそく見てきました。9歳の女の子ユキが、突然ふりかかった両親の離婚という厳しい現実に直面して、戸惑いながらも子どもなりに必死で受け容れていく姿を描いた作品です。

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(C) Yoshi OMORI

フィクションなのですが、ノンフィクションかと錯覚するような、子どもたちのハッとするような自然な反応(演技とあえて呼びたくないほど自然)が、ていねいにフィルムに掬いとられ

ています。ただ黙ってうつむく、その姿をみるだけで、そのとき、子どもがなにを感じているのかがこちらに伝わってくるからふしぎです。観ながら、子どものころの記憶がふつふつと蘇ってきました。子ども目線の映画というものは、こういう作品のことをいうのかもしれません。現役の子どもにはまだちょっと難しいかもしれませんが、親になった「元・子ども」には、ぜひおすすめします。

(ストーリー)
ユキはフランス人の父と日本人の母とパリで暮らす9歳の女の子。ある夏の日、お母さんから、お父さんと別れて日本でいっしょに暮らそうと告げられショックを受ける。ユキは親友であるニナの家を訪ねると、自身すでに離婚しているニナのお母さんから「悲しいことだけれど、でも愛のない二人がいっしょに住むほうがもっと辛いの」と諭される。受け容れようとするも、やっぱり理解できないユキは、ニナの協力を得て両親を仲直りさせようと作戦を立てるも失敗。ついに2人は家出を決意して、電車で郊外までやってくるが、深い森に迷い込んでしまい――。

「ユキとニナ

2009 カンヌ国際映画祭<監督週間>正式出品作品

出演:ノエ・サンピ、アリエム・ムーテル、ツユ、イポリット・ジラルド(『イヴォンヌの香り』など)
監督・脚本:諏訪敦彦(『不完全なふたり』)、イポリット・ジラルド
配給・宣伝:ビターズエンド
(2009年/フランス・日本/カラー/93分)
原題:Yuki&Nina

2010年、1/23(土)より恵比寿ガーデンシネマほか全国順次公開

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